置賜「地材地住」ネットワークと山形大学工学部「建築・デザイン学科」の連携協力
事業として、令和元年5月11日に“森林見学研修”を開催しました。
1.見学した森林
米沢市大字入田沢地内 「三沢県営林」
2.研修の目的
山形大学工学部「建築・デザイン学科」では、地域で活躍できる木質構造に精通
した技術者養成のため、森林での植林や伐採~製材、建築設計・施行までの過程に
関した学外研修を行っている。
実際に建材に供給している森林を見学し、植林➡伐採➡製材➡建築の流れについて
学び、これからの受業や実習に活かすことを目的とする。
置賜総合支庁森林整備課 早乙女林政主査 から三沢県営林の概況説明があり、研修が
スタートです。
最初に平成30年秋に搬出(利用)間伐を行った森林の見学です。
スギ立木約50年生、間伐率約30%の林分です。
間伐材が林道沿いに集積されています。
これからトラックで運搬されます。
製材所や木材工場に運搬され、建築材料等に加工されます。
見学しているのは、平成30年春に約70年生のスギ立木を主伐(皆伐)し、伐採後は、
平成30年秋にスギ苗を再造林した林分です。
まだ植林して1年経過していないので、どこに苗木があるのか探しにくい状況です。
実際にカラマツ立木(62年生)を伐採している現場を見学します。
伐採しているのは、小国町森林組合です。
伐採したカラマツ丸太(素材)を集積しています。
丸太の長さを2m・4mに揃えて集積しています。
実際の立木伐採を見学します。
近づくと大変危険なので、十分離れて見学します。
伐採、採材(玉切)、林地内集積まで見学します。
高性能林業機械で行っています。
かなりの迫力があります。
小国町森林組合 井上販売部長 から次のことについて説明を受けます。
・立木の伐採、集積について
・高性能林業機械につて
・伐採木の利用について
一つの現場で、植林(再造林)➡ 伐採(間伐・主伐) まで見学しました。
伐採した丸太はトラックに揺られて ➡ 製材所 ・ 木材工場 ・ 木材流通加工センター
➡ 建築現場 へと運ばれて行くことになります。
学生の皆さんの目には、どのように映ったでしようか。
本日の研修は、限られた時間の“森林見学”でしたが、今後の「建築・デザイン学科」の
受業・実習に活かされると思います。
協力して頂いた関係各位に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
この続きは、後期に「木材流通に関する視察研修」として企画したいと思います。
お疲れさまでした。