置賜総合支庁森林整備課
2020-08-19 山形大学「建築デザイン学科」視察研修(R2.2.18開催)
カテゴリー:山形大学との連携協定

 置賜「地材地住」ネットワークと山形大学工学部「建築・デザイン学科」の連携協力

事業として、令和2年2月18日に“木材流通に関する視察研修”を開催しました。

視察研修にご協力頂いた団体は次の通りです。

 ⑴ 山形県森林組合連合会(天童木材流通・加工センター)

 ⑵(株)アイタ工業

 ⑶(株)沖田木材産業

 ⑷ 高畠町屋内遊戯場「もっくる」 

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 研修は、山形大学工学部「建築・デザイン学科」三辻教授よりご挨拶を頂き、スタート

しました。

 令和元年5月11日に三沢県営林を会場に“森林見学研修”を行いましたが、今日は、伐採

した丸太が運搬され、建築物にどのように利用されていくのか学びたいと思います。

 

 

 情報提供として、置賜総合支庁森林整備課 山嵜課長補佐(普及担当)より山形県の木材

流通の現状について説明がありました。

  ①山形県の木材流通と中大規模施設の木造化に向けて

  ②なぜ木材を使うのか

  ③耐火に関する建築規制

  ④中大規模施設における木造化・木質化の取組み

 

 

 

 国産材の素材(丸太)生産量、各県別の素材(丸太)の生産量等について質問があり、

山形県の木材流通について学びました。

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⑴ 山形県森林組合連合会(天童木材流通・加工センター)

 県森連事業部の小野智信次長より次のとおり説明がありました。

  ①森林組合系統組織概要

  ②木材共販について

   ○共販事業、一般販売、土木用資材

    ・取扱い数量、取扱い金額の推移について

    ・売上平均単価の推移について

    ・令和元年10月市況について

  ③木材市場の見学

 

 

 

 

 

 木材流通加工センター(市場)で、どのようにして販売され、どのように流通している

のかを学びました。

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⑵ 株式会社アイタ工業

  アイタ工業の遠藤勝幸工場長、遠藤由紀夫営業課長、五十嵐政紀プレカット主任、鈴木

 昭夫プレカット主任より次の通り説明がありました。

  ①アイタ工業の木材加工(製品生産)の流れ

    木材(丸太)仕入れ ➡ 木材(丸太)製材 ➡ CAD(データ入力) ➡ PC工

    場(加工・組立 → 検査・梱包・現場) ➡ 販売・配送     

  ②針葉樹(主にスギ材)、広葉樹(ブナ、クリ、ヤマザクラ、オニクルミ、ナラ、ホオ

    ノキ、カツラ、キリ等)の性質・特質・魅力・製品について

  ③製材工場見学

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆地元生まれの木が生きる。

☆地元で育った木は、木材になっても同じ気候条件下で生き続けてくれる。

 素材(丸太) ➡ 製材 ➡ 加工(プレカット) ➡ 検査 ➡ 製品 になるまで

を学びました。

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⑶ 株式会社沖田木材産業

  沖田木材産業の沖田洋元専務から会社の概要説明がありました。

 ①製材の流れ

  バーカ(丸太の皮むき) ➡ 大割(製品サイズに応じて) ➡ 乾燥(必要な含水率まで)

  ➡ 仕上げ(表面を滑らかに、正確な寸法に) ➡ 製品保管(JAS製品) ➡ 出荷

 ②製材工場見学

 ③二色根区公民館見学(沖田木材産業の製品を使用)

 

 

 

 

 

 

 

 製材 ➡ 乾燥 ➡ 加工・仕上げ ➡ 製品保管 ➡ 出荷 までの流れと 

実際に沖田木材産業の木製品を使った二色根区公民館を見学して、建物がどのように

木製品を使用して建築されたのかイメージできたのではないでしょうか。

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⑷ 高畠町屋内遊戯場「もっくる」

 高畠町役場の菊池社会教育課長と八巻福祉こども課長より、高畠町産材(杉)を使った

屋内遊戯場「もっくる」の経過について説明がありました。

 ①廃校になった中学校体育館のリノベーション

 ②既存建築を効果的に再活用する工夫

 ③建築と家具を一体化した合理的な空間構成

 ④旧体育館の特徴を生かした木育空間

 ⑤「もっくる」見学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もっくる」では、高畠町産材を88%という高い割合で使用しました。

高畠町は、設計段階から木材を準備し、工事業者に材料を支給する分離発注方式によって、

高畠町産木材を活用した建設を実施しました。

 地域の木材資源を利用した建築物を見聞し、大変勉強になりました。

 

 今日の研修は、学生達のこれからの受業・実習に役立つことと思います。

また、将来、建築物を設計する時にも、きっと役立つことになると思います。

研修にご協力頂いた関係各位に感謝申し上げます。

ありがとうございました。